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2009年3月10日(火)

昨日お袋の一周忌を佐賀県神崎市千代田町のお寺で行い、その後、杖立温泉に一泊しました。今日は最近人気の高い黒川温泉に泊まる予定でした。杖立と黒川の間は車で1時間掛からない距離です。そこで、地図を眺めていましたら、杖立と黒川の中間地点の小国町から西に約10Kmの所に中津江村がありました。

中津江村は、2002年ワールドカップの時、カメルーン代表が試合前のキャンプを張った場所です。村民の歓迎準備とカメルーン代表の到着遅延が連日メディアに取り上げられ、一気にその名前が全国に知れ渡った大分県の端の寒村です。

中津江村のその後を聞くために役場を目指しました。杖立は大分県と熊本県の県境にあります。熊本県の小国町に向う道は立派で標識も分り易いので、快適な運転でしたが、中津江村の大分県側に入ると途端に道が狭くなり、標識も無くなりました。本当に中津江村に繋がる道だろうかと心配になるほどでした。道が整備されていないのは、大分県の端なので、道路の予算が廻ってこないからだそうです。

途中で数回中津江村の役場はどこですかと尋ねました。皆「真っ直ぐ」と言うんです。九州の人は大らかです。一昨日、福岡空港から高速道路を嬉野で降りて祐徳稲荷(祐徳は、伏見・笠間と並んで3大稲荷の1つです)にいきましたが、途中でカーナビが機能しないため、鹿島警察署に寄って道を尋ねましたら、2人の警官が本当にニコニコしながら「前の道を5Kmくらい”真っ直ぐ”行けば、大きな赤い鳥居が見えますよ。心配いりません」と教えてくれました。ところが、道は真っ直ぐではなく、左右に分かれる所もありますし、赤い鳥居もなかなか出てきません。また誰かに聞く必要があるなと心配し始めた頃、「祐徳」の標識が出てきました。やれやれです。

地元の人が「真っ直ぐ」と言う川と山に挟まれた山道を行くと中津江村の役場があり、日田市中津江振興局の森本久宣局長に話を伺いました。
2002年5月、1,300人の村民全員でカメルーン代表を出迎えました。その前に、小学生と中学生も参加して、村を挙げて、道を掃除し、花を沿道に植え、フランス語を習う、など、代表歓迎の準備を進めた様子を聞いていると感激の連続です。お昼時、食事を忘れて約1時間30分森本さんの話を聞きました。
その後、車で約5分ほ離れた鯛生(たいお)スポーツセンターに行きました。カメルーン代表が練習をしたのがここです。森本さんに電話を入れてもらっていましたので、横山守義所長が玄関の前で待っておられました。

スポーツセンターには、400人収容の宿泊施設、室内練習場、5つのグランド、があります。第1から第3までが芝生のグランドで、第1には照明も備わっています。

山間になぜサッカーグランドを5面も作れたのか不思議でした。山を削って平地を作ると膨大な費用が掛かります。普通なら出来ない相談です。中津江村には東洋一の生産を誇った鯛生金山があったんです。金山から出る廃材を谷間に捨てていたんです。金山を閉山するに当って、廃材の谷を住友金属鉱山の負担で埋め立てることになり、そこをサッカー場にしたそうです。

スポーツセンターに、九州の高校・大学・社会人・プロのサッカークラブを含め、年間約3万人が合宿や企業研修で訪れるそうです。今、中津江村は九州サッカーのメッカに変身していました。

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