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アメリカの下院が不良資産の買取制度を盛り込んだ金融安定化法案を否決しました。金融不安は更に深まり、アメリカの経済の先行きは不透明になっています。経済の血液である「お金」が収縮してしまいましたので、アメリカの景気後退は避けられません。この影響は世界に波及すると予想されます。

Sports Journalの9月8-14日号を読んでいましたら、NFLのRoger Goodellコミッショナーが事務局スタッフに、景気後退が顕著になったので、今後「経費は上昇し、収入は伸びない」と判断する。だから、コスト管理を徹底し、収入増に積極的に取り組むように注意を促した、と報じていました。

Goodellコミッショナーはスポーツ産業は景気に左右され易いと指摘した上で、テレビは長期契約なので急に影響を受けることはないが、マーチャンダイジングとスポンサーシップは足が速いとスタッフに警告を発したと記述していました。

言うまでもなく、マーチャンダイジングは個人消費に依存します。経済が減速しますと消費が冷え込みますので、人気の高いNFL商品と言えども、小売店の売上が減少する可能性が高くなります。
また、スポンサーシップは企業の収益が悪化しますと最初に削減対象になる広告宣伝経費の一部です。

NFLのコミッショナーの警告はアメリカの金融不安が底なしの沼に落ち込む前の9月初旬に行われました。アメリカ全体が「1世紀に1度」の不況に見舞われているだけに、NFLは更に経費削減を強化するでしょう。

NFLを初めとするアメリカのプロリーグが景気後退の時期にどのような対処策を講じるのか観察を続けたいと思います。

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終盤になって1ゲーム差の阪神と巨人。残りが10試合と9試合となってペナントレースの行方が分らなくなりました。そして、今日は甲子園に巨人を迎えて直接対決。ところが、地上波もBSも阪神対巨人をテレビ中継しませんでした。

そう言えば、セリーグの中日と広島の3位争いやパリーグのオリックス・日本ハム・ロッテの2位・3位争いも、熾烈で面白いはずなのに、地上波局は全然放送しません。
プロ野球のテレビ放送はどうなっているのでしょうか?

一般的に、プロリーグはペナントレースが激化する終盤戦が白熱化し、面白い試合が続くものです。また、試合が進むに従い、選手たちの一挙手一投足が彼らの将来を左右しかねない重要な場面が増えます。
だから、MLBやNBAなどのプロリーグでは、地上波の全国放送はペナントレースの後半にどっと増えます。アメリカのテレビ局は、シーズンの終り際・プレイオフ・最終戦の放送で帳尻を合わせているとも言われています。

アメリカに比べると、日本のテレビ局は前半から全力投球です。前半思惑通りにならないと、後半は大幅削減です。プロリーグは後半が面白いと言う本質的なことが分っていないですね。

国内の景気が長年に亘って低迷しているために、技術力のある日本のメーカーは海外に生産拠点を移し、海外での販売に力を注いでいます。当然、海外で使う広告宣伝費も増加傾向にあります。例えば、2007年、トヨタ販売USAは3億4,400万ドル(約360億円)、レクサスが1億2,200万ドル(約130億円)の広告料をアメリカ市場で使っています。
メーカーの海外シフトによって、国内のテレビCM購入料が減少して、テレビ局の2008年上期の決算は大幅な減収減益が予想されています。

かかる悪い環境だからこそ、コミッショナーとオーナーはテレビ放送のあり方をテレビ局と協議すべきではないでしょうか?

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2008年9月26日(金)

 

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今日、ゼミ生によるマーケティング調査を西武球場で行いました。調査の後の試合が長かったために、実に長い1日になりました。私の今日の流れは以下の通りでした。
07:45 自宅発 09:20 西武球場駅着 
10:15 ゼミ生球場駅前に集合
10:30~11:30 マーケティング調査 (11:30球場開門)
11:45~12:15 ランチ
12:15~13:45 西武球団営業部との意見交換
14:00~18:30 M1の対楽天を観戦
20:30 自宅着

今日の試合に勝つか引き分け、または、オリックスが負けると西武のパリーグ優勝が決定するために、09:10の西所沢発球場行の電車はほぼ満員状態。駅に着き、球場の前の広場を眺めると、入場門の前とチケット売り場は長蛇の列。そして、徐々に、ライオンズの帽子を被った子供たちやユニフォームのレプリカを着たファンで広場はごった返し始めました。その中でのマーケティング調査です。ゼミ生に「しつこく聞いて殴られないように気を付けなさい」と注意をして送り出しました。

無事調査が終り、次は、西武球団の荒原営業部長と高橋さんとの意見交換です。30周年を迎えたライオンズの営業活動について色々教えて貰いました。非常に良いミーティングでしたので、荒原さんに10月23日の「スポーツ産業構造論」の時間に講師として来て貰うことに同意してもらいました。

試合は8回裏と9回表にドラマがありました。8回裏に5点を取って西武の優勝に手が届きかけましたが、9回表に5点取られて優勝はお預けとなってしまいました。優勝を前にした選手は持っている力を半分も出せないものですね。

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イチローが17日対カンザスシティ戦で今期200本目となる安打を放ち、8年連続の200安打を達成しました。1年で200本の安打は記録でもなんでもありませんが、8年連続となると大記録に大化けします。
年間200本の安打はイチローの毎年のこだわりです。先日、「イチローの脳を科学する」(幻冬舎新書)を読みましたが、毎日カレーライスを食べ、誰よりも早く球場に入り、同じメニューの準備体操とランニングを行い、打席の前の屈伸運動と打席での構えに至るまで、イチローは毎日同じ運動・動作を繰り返します。イチローの場合、このこだわりと節制は小学校の低学年の時に確立しているんですね。
200本目の安打を放った日に、今日は特別にビールを2本飲むとイチローが言っていました。「明日仕事があるから」と言ってビールを1本しか飲まないことを1年間続けることができるサラリーマンは1%以下と元のサラリーマン仲間が言っていました。それを8年間ではサラリーマンでは絶望的です。彼の最大の強みは「継続」であることが良くわかります。

イチローにはもう1つこだわりがあります。投手の決め球をヒットすることです。時々とんでもない悪球(に見える鋭い球)に手を出すのがそれです。
しかし、私は、イチローにはストライクだけを打って安打を量産すると同時に、出塁率を5割近くまで高めて欲しいと思っています。

6月12日付けで「イチローは出塁率に固執すべし」と投稿しましたら、出塁率の認識を改めたらどうか、とのコメントを頂きました。イチローの出塁率については、2007年7月15日と9月11日にも投稿しています。
200本のヒットを打った17日現在、打率.313、出塁率.364です。出塁率に関する限り、イチローは「並みの打者」です。

MLBの記録によれば、確かに、出塁率の高い選手はBarry Bonds、Babe Ruth、Ted Williamsなどのスラッガーです。敬遠の四球が多いために出塁率が上がるのです。

最近、MLBのGMの間でも出塁率が重視される傾向にありますが、私は、打率・本塁打・打点よりも出塁率と得点圏打率を重視すべきと考えています。
かりに、私がGMならば、単純ですが、1番と2番は出塁率と投手に何球投げさせたか、3番にはランナーが塁に居る時の打率、4番と5番はランナーが塁にいる時の打率と打点を評価の基準にします。野球は点数が入って何ぼの世界ですから。

私は、イチローがA.ロドリゲスを超えるMLBで最高の評価を受ける選手になって欲しいと思っています。ロドリゲスと比較してイチローが彼よりも勝ることはヒットの数と盗塁です。これでは彼を超えることはできません。
イチローが出塁率を毎年4割5分から5割の間まで伸ばすことができれば、前代未聞ですし、確実に「優勝請負人」になれます。

もちろん、2番打者もイチローと同じく4割以上の出塁率が望ましく、また、勝負強い3番と4番も必要です。それよりも、マリナーズには、出塁率を重視するGMとイチローを100%使いきれる監督が必要ですね。
毎年の200本安打が優勝に貢献しないのは勿体無いですよ。

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