ベイスターズが今季4度目の5連敗を喫して、62試合を終了した時点で16勝45敗1分。このままの勝率が続くと、楽天の初年度の負け数を上回る、100敗を超えることになりそうです。優勝争いから早々に脱落して、今や、3位圏内も絶望です。熱心なファンからも見放されかねない状況が続いています。
ベイスターズは、2002年にマルハからTBS(東京放送)に所有権が移りました。2002年のTBSの有価証券報告書によれば、マルハ所有のベイスターズ株(全体の53.8%)を、TBSが94億円、子会社のビーエス・アイが46億円出資して、合計140億円で購入したことになっています。報告書の内容から推測して、ベイスターズ全体の評価額は約280億円だったことになります。
ところが、TBSに所有権が移った途端に、ベイスターズは弱いチームになってしまい、毎シーズン早い時期から優勝争いとは無縁になってしまいました。当然、球団の財務内容も悪化します。
そこで、買収から4年しか経っていないのに、TBSは2006年決算で、ベイスターズ株式を減損処理して約31億円を特別損失として計上しました。ベイスターズの球団価値が半減したことになります。経理処理上、TBSがベイスターズの将来見通しは暗いと判断したことになります。
そして今、2006年の経営判断通り、ベイスターズの低迷が現実化しています。別の見方をすると、TBSの経営者は2006年の時点で、ベイスターズの財務内容が好転しない根本的理由を把握したのかも知れません。それは、メディアの間では暗黙の理解となっているのかも知れません。なぜなら、TBSの減損処理をどのメディアも報道しなかったからです。
観客を取り戻すには、戦力が均衡した白熱の試合展開が最も大事なんですが、ベイスターズの反転は期待薄なんでしょうかね。
今年のUSオープンゴルフは4日間で決着が付かず、5日目、月曜日に持ち越しになりました。しかし、プレーオフの18ホールでも勝負が付かずにサドンデス(どちらかが良いスコアを出せば終了)に入り、19番ホールでタイガー・ウッズが勝って、USオープン3勝目を達成しました。タイガーが今年のPGA Grand Slam(PGA)に参加する資格を得たことになります。
PGAの日本における放送権を私が預かっていて、TBSが放送しています。だから、4大大会には物凄い興味がありますし、優勝者には並々ならぬ関心を持っています。
ゴルフの4大大会(Masters, US Open, British Open, PGA Championship)の優勝者にPGAに参加する資格が与えられます。もし、1人が1年に2勝または3勝した時や、優勝者がPGA参加を回避した時は、4大大会優勝経験者の中から、成績ポイント制に従って高位得点者から順に参加資格が与えられますので、PGAではその年に最も充実したプレーをした4人が優勝争いをする仕組みになっています。
タイガーは1997年のマスターズ以来、今回で、4大大会通算14回目の優勝です。これまで、4大大会で優勝を逃した年は1998、2003、2004に過ぎません。ですから、PGAの定連です。
私は、昨年(彼は欠場)を除き、PGAで都合8回彼のプレーを見ています。彼は、8回の内7回優勝しています。プレーオフやマッチプレーに滅法強いのが特徴です。それだけ、彼の技術が高く、勝ちに行く時の意欲が強いのでしょう。
勝負どころで集中できるタイガーからスポーツ経営について学ぶものがたくさんあります。
(追) 6月19日の報道によりますと、ウッズは4月に手術した左ひざをUSオープン中に悪化させて再手術を受けることになったそうです。全治6~8ヶ月との見通しです。今季残りのツアー出場は絶望と伝えています。と言うことは、PGAにも出場できないことになります。残念でした!
7月6日(日)の午後8時から、埼玉のFMラジオ、NACK5を通じて帝京大学提供の30分番組、「Catch the Sports!」が始ります。毎週です。私が番組のパーソナリティを勤めます。そこで、今日、本番さながらのテストランを行いました。本番の番組収録に向けて色々な角度から修正を加えるためです。
「Catch the Sports!」のタイトルはゼミ生が選びました。番組では、内外(日本、アメリカ、ヨーロッパ)のプロスポーツの経営に関るニュース・話題を取り上げ、聴取者(主なターゲットは中学生・高校生、彼らの保護者と先生)に易しく解説します。彼らにプロスポーツの経営に関心を持って貰うことを期待しています。
この輪が広がり、日本のスポーツ産業が拡大して、大学卒業生の雇用機会が増大すれば、番組をスタートした目的が達成されたことになります。
30分の番組は3部に分かれます。最初の10分間は、内外のプロスポーツの経営に関するニュースをフラッシュ的に紹介します。言わば、スポーツ経営のHeadline Newsです。
次の10分間は、ここ1週間~10日間の話題を取り上げ、パーソナリティの私がアシスタント・パーソナリティの質問に答える形で問題になっている部分を易しく解説します。
最後の10分間は、時の人に私が電話インタビューを行うコーナーです。スポーツ産業に従事する人は誰にでも声を掛けたいと考えています。
是非期待して下さい。
イチローがMLB通算300盗塁を達成しました。現役大リーガーで300以上の盗塁は12人しか存在しません。しかも、成功率81.5%はダントツの1位だそうです。またもやイチローの異能を示す記録が育っています。
だが、盗塁の数は、彼の本質からすれば、亜流です。頭の良いイチローですから良く分っていると思います。
今シーズンがほぼ3分の1過ぎましたが、イチローの打率は3割を超えません。出塁率は3割5分にも達していません。1番打者として、イチローは「並」の選手に過ぎません。
何故、イチローは「並」の状態なのでしょうか?ヒット数に拘わり過ぎのように思えます。確かに200本安打は大記録です。しかし、イチローが今のような、低い打率と低い出塁率であれば、普通の選手です。そして、このままであれば、マリナーズのリーグ優勝は難しいでしょう。
イチローが5割以上の出塁をし、彼に続く2番打者も5割近い出塁を目指した時、マリナーズの得点力は抜群に向上するでしょう。
だが、今のイチローは、わがままピート・ローズと同じで、ヒットは打つけれども、「優勝に関係ない選手」になってしまいそうです。少し、心配です
今年のNBA Finalは16度の最多優勝を誇るBoston Celticsと14回優勝のLos Angeles Lakersの対戦となりました。両チームのFinalでの対決は21年ぶりです
私が勤めていた伊藤忠商事が1986年にNBAと包括的ライセンス契約を締結した頃、Final定連はLary BirdのCelticsとMagic JohnsonのLakersでした。それにMicheal JordanのChicago BullsとPatrick EwingのNew York Nicksが脇役として優勝争いに絡む展開が続いていました。
スポーツとテレビが恋人になり始めた頃、1960年代はNFLの時代、そして、1970年代はNBAの時代と言われたそうです。ところが、NFLの時代はありましたが、NBAの時代は来ませんでした。1970年代のNBAは選手がドラッグに汚染され、最悪の状態が続いたからです。
存続の危機に瀕したNBAを救ったのが1979年入団のLary BirdとMagic Johnsonです。大学時代のライバル関係をNBAに持ち込んだ二人のお陰でNBAは人気を回復します。そして、1984年にMichael JordanがBullsに入団し、David Sternがコミッショナーに就任して、一気にNBAが人気化しました。その後、Bird、Johnson、Jordan、Sternの4人がNBAをバスケットボール界の頂点に押し上げていくことになります。
CelticsとLakersの久しぶりのFinal対決がNBA繁栄の礎となった4人を思い起こさせてくれました。
(私は、1989年Lary Birdと話をし、握手をしました。彼との出会いは今でも鮮明に覚えています)







