2007年2月から空席となっていましたプロ野球のコミッショナー職に前駐米大使の加藤良三氏が7月1日に就任することが決定しました。外交官出身としては、下田武三氏以来となります。プロ野球界は問題山積ですから、大活躍を期待します。
コミッショナー職の元祖、アメリカでは、リーグ全体を1つの会社と見なして、コミッショナーを「CEO、会長」と同じ扱いにしています。今、プロリーグのビジネスの中心はテレビです。チケット販売と球場内物品販売は球団に任せ、テレビを核に、マーチャンダイジングとスポンサーシップの3つの権利を全国市場と世界市場でコミッショナーが現金化しなければなりません。だから、コミッショナーは、リーグ内部では、裁判官とビジネスマンの役割をこなしています。最近はそれだけではありません。コミッショナーはオーナーが選びますので、次々とオーナーが喜ぶ(球団価値の上昇に繋がる)提案をし、同時に、外部のファンに向って説明責任を担うスポークスマンの役目も勤めます。
アメリカ4大プロリーグの現職コミッショナーは、提案型の性格で、且つ、仕事中毒に近い働き者です。いずれもオーナーから絶大な支持をえています。だから、以下のように、在任期間が恐ろしく長くて、同時に、一流企業のCEO並みの年俸を取っています。
2007年6月現在の4大プロリーグのコミッショナー
コミッショナー 在任期間 年俸
NBA David Stern 1984~ $1,000万ドル
NFL Paul Tagliabue 1989~2007 $1,030万ドル
MLB Bud Selig 1992~ $1,450万ドル
NHL Gary Bettman 1992~ $590万ドル
私は、加藤氏に裁判官+ビジネスマン+スポークスマンの役割を期待します。そして、加藤氏にSeligさん同様、平均選手年俸(現在、3,350万円)の5倍の年俸を取っても誰からも文句のでないコミッショナーになって欲しいですね。期待し過ぎでしょうか?







