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2008年2月29日(金)

約13時間飛行機に乗ってNew Yorkに着きました。成田を朝11時に発ちましたので、日本時間では夜中の12時に飛行機から降りたことになりますが、New Yorkでは、同じ日(2月29日)の朝10時です。
13時間飛行機に乗って降りたら、そこは1時間前だったとは、「Back to the Future」の映画やドラエもんのアニメ、みたいです。しかし、その日の午後のNew Yorkでは徹夜状態ですから、結構辛いですね。

ホテルに入った後、ミシュランの1つ星レストラン「Jean Georges」にランチを食べに行きました。思い出深い所だったからです。以下、昨年のことです。

昨年3月、今年と同じ時期にNew Yorkに行きました。帝京大の2年生をインターンとして受けてもらったRLR、NBA、NHL、NFLと会談を重ね、日本に帰るために金曜日の朝、飛行機に乗る予定でした。日本に土曜日に着き、日曜日の夜、NHK番組の収録に参加することになっていました。

所が、前日まで陽気な天候が続いていたのに、金曜日の朝から大雪です。JFK空港まで行きましたが、飛行機がキャンセルになり、日曜日の番組収録に黄色信号が点滅しました。NHKのNew Yorkに連絡を取り、そして、東京の意向を聞いてもらったら、日曜日の午前中までに成田に戻って欲しい、との返事でした。

日本の航空会社は全ての便をキャンセルしましたが、ソ連や韓国の飛行機は大雪の中を離陸しますので、よその国経由日本に帰るべく試みましたが、結局、乗り込んだ飛行機も離陸できませんでした。仕方有りません、土曜日の朝10時頃、New York市内に戻ることになりました。NHKがNew Yorkのスタジオからの番組参加を決定したからです。

番組収録のスケジュールの関係上、2日間の延泊となり、泊まったホテルがTrump Tower Internationalでした。そのホテルの中に「Jean Georges」があったのです。外は残雪がいっぱいで、しかも寒いので、ホテルの外を出歩くことができません。メインの食事はこのレストランで取ることになりました。非常に美味しかったです。少し贅沢でしたが。

だから、今回、New Yorkの最初の食事をJean Georgesで取ることにしていました。外が真っ白な風景ではなく、暖かい陽射しを受けながらの食事でした。味は、何故か、去年の方が断然美味しく感じました。時差ボケで舌もボケていたのかも知れません。

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新聞報道によれば、イングランド・プレミアリーグが2011年から海外での公式戦開催を検討しているそうです。現在、20チームがホーム・アンド・アウェー方式で年間38の試合を行っていますが、各チーム39試合に増やして、増えた10試合を世界各地で行うと言うものです。

いよいよプレミアリーグも海外に本格的進出です。プロリーグの海外での公式戦開催はNBAが1990年に東京で行ったのが最初です。その時の日本側の責任者が私です。NBA側の責任者が現在NHLコミッショナーのGary Bettmanです。余談ですが、彼とは1886年以来長い親交が続いています。今年の春休み期間中、帝京大の学生をインターンとしてNHL本部(ニューヨーク)に1ヶ月間受け入れてくれます。また、3月初旬に彼とニューヨークで意見交換を行う予定です。

NBAの後、MLBとNHLが公式戦を日本で行い、NHLは昨年ロンドンでヨーロッパでは最初となる2007-08年シーズンの公式戦開幕試合を実施しています。

海外での最初の公式戦が行われた1990年当時、ヨーロッパのサッカー界はイタリアのセリエAがリードしていました。プレミアリーグの誕生が1992年ですから、その時、「プレミアリーグ」は存在していません。
プレミアリーグの1991-92年の収入は1億7,000万ポンド(約390億円)です。日本のJリーグが1993年開始ですが、収入の面では大きな差がありません。プレミアリーグの規模は当時小さなものでした。ところが、2007-08年には17億6,500万ポンド(約4,060億円)に達する見込みです。驚くべき伸びを示しています。

ヨーロッパのサッカーリーグでは、一般的に、放送権をクラブが管理しています。しかし、プレミアリーグは放送権・マーチャンダイジング・スポンサーシップをリーグが一括管理しています。ビジネス形態がアメリカのプロリーグと同じですから、海外での公式戦開催も比較的容易です。海外での試合開催がテレビ・マーチャンダイジング・スポンサーシップの収入増大に直結することを各クラブが理解し易いからです。

テレビを梃に収入を拡大してきたプレミアリーグがテレビをビジネスの中心に置くアメリカプロリーグに益々似てきました。日本のプロリーグが更に引き離されることになりそうです。

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前巨人のジェレミー・パウエル投手がオリックスとソフトバンクと二重契約を結んでいた疑いがあるとして揉めています。簡単な経緯は次の通りです。
1月11日、オリックスがパウエル獲得を発表
1月20日前後、ソフトバンクがパウエルに接触
1月22日、パウエルがサイン入り統一契約書をオリックスにFax
1月29日、ソフトバンクがパウエル獲得を表明

この騒動を受け、パリーグはどちらの契約も有効として二重契約と認定しました。しかし、それからが大変です。どちらも有効との認定ですから、オリックスもソフトバンクもそれぞれ自分の言い分を主張します。また、ソフトバンクが契約金をオリックスの倍出しますので、当然のことながら、パウエル側はソフトバンクと契約するつもりだったと言いますので、益々混乱して、未だ解決の目処が立っていません。

パウエル問題はリーグ会長の存在をも問うことになりました。日本のプロ野球はリーグ全体を統轄するコミッショナーに加え、セとパの両リーグを個別に統轄するリーグ会長が存在し、その下に、セ・パにそれぞれ6球団が加盟する形をとっています。
プロ野球界の運営は、重要事項は球団代表から成る実行委員会を経てオーナー会議で決定されます。また、ビジネスの面では、日本シリーズとオールスターの興行権を除き、全て各球団が権利処理をします。したがって、コミッショナーとセ・パ両リーグ会長が果すべき役割は「裁判官」なのです。

一般の私企業では、刑事事件を除いて、懲罰等の民事上の争いは就業規則等の社内ルールに従って組織内で解決します。日本のプロ野球も私企業(球団)が寄り集まった組織ですから、パウエル問題も「野球協約」に従ってパリーグ会長の裁決で解決できたはずです。

パリーグには専属の、または、顧問の弁護士がいなかったのでしょうか?
常識的には、二重契約は存在しません。先行した契約書が有効であれば、後で作成された契約書は単なる紙切れです。パリーグ会長が弁護士に先行したオリックスの契約書を十分に吟味させ、弁護士の意見を踏まえて判断しておれば、それが「最終」になったはずです。

アメリカのプロリーグ(MLB、NBA、NFL、NHL)ではリーグやカンファレンス毎の会長は存在せず、コミッショナーが全てを統轄しています。パウエル問題によって、日本のプロ野球もアメリカのように、1人(コミッショナー)に裁判官の役割を委ねることになるだろうと予感します。

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2008年2月4日(月)

第42回目となる、2007年シーズンの優勝決定戦、NFLのスーパーボウルはニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツを17対14で下して3度目の栄冠に輝きました。今回のスーパーボウルについて3つコメントします。

1つ目は、ジャイアンツの司令塔(Quarter Back, QB)のイーライ・マニングは昨年優勝したコルツのQB、ペイトン・マニングの弟だったことです。
スーパーボウルに出場することですら難しいのに、スーパーボウルを兄弟QBが連覇するのですから恐れ入ります。
フットボールの勝敗はQBの出来次第で分かれます。過去の例を見ましても、名QBがスーパーボウル優勝にチームを導いています。NFLの各チームが、ドラフトやトレードを駆使して、力のあるQBの獲得に乗り出す理由が良く理解できます。
2つ目は、ペイトリオッツが開幕からの連勝を止められ、1972年シーズンのマイアミ・ドルフィンズ以来、史上2チーム目となる「完全優勝」を逃したことです。NFLは「戦力の均衡」を重視していますので、ずば抜けた勝率で勝ち上がったり、連戦連敗をすることは極めて稀です。そんな中にあって、ペイトリオッツが連勝を続けたことはそれだけ選手全員が充実し、ゲームに集中していたことを物語っています。
3つ目は、アメリカのスポーツの祭典がフェニックス大学のスタジアムで行われたことです。NFLの場合、プレイオフはホームアドバンテージ制(勝率の高い球団のスタジアムで試合を行う方式)を採用しますが、決勝のスーパーボウルは両チーム関係のない第三者のスタジアムで行われます。その会場が2007年シーズンは大学が保有するスタジアムでした。1986年のスーパーボウルはジャイアンツとデンバー・ブロンコスがスタンフォード大学のスタジアムで行っていますので、ジャイアンツは3勝の内2勝を大学のスタジアムで収めたことになります。

ここで言いたいことは、アメリカの大学がスーパーボウルのようなビッグイベントでも受け入れることができるだけのスタジアムを保有していることです。スタンフォードやフェニックスだけではありません。フットボールの強豪校はどこも立派なスタジアムを所有しています。アメリカの大学はスポーツを通じてプロ並みの収入を得て、その収入を施設に投下しています。
日本の大学も大学スポーツを収入を得るレベルまで引上げ、その収入を全校生が利用、または、楽しむことができる施設に廻せるシステムを構築すべきではないでしょうか。

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ニューヨーク・メッツがヨハン・サンタナ投手と7年総額1億5,075万ドル(約160億円)で合意に達したとメディアが報じていました。サンタナ投手はベネズエラ出身の左腕投手です。2007年シーズンまでの4年間は、連続して、200イニング以上投げ、200以上の三振を奪い、15勝以上を達成しており、28歳にして、MLBの投手として最高額の年俸を手にすることになりました。

それにしても、単年度平均では、約23億円近い年俸です。仮定の話ですが、2008年に200イニング投げ、15勝したとします。1イニング当り1,150万円、1勝当り1.5億円に値します。気が遠くなるような、実感のわかない数字です。
MLBには年俸が10億円程度の選手がゴロゴロいます。最近は日本の選手の実力が分ってきて、丁度、年俸調停で行うように同じ程度の力を有する他のMLB選手と比較して年俸を決めているようです。だからこそ、MLBでの実績がありませんが、福留選手に約13.6億円、黒田選手に13.4億円払うのでしょう。現下のMLBの選手年俸はバブル状態と言っても可笑しくありません。

しかし、MLBの収入が増え続けているのも事実です。2007年の総収入が60億ドル(約6,400億円)に達しました。1994年以来、平均して5%の伸びを継続しています。労使関係が安定していますので、これからも5%程度の増収が期待できます。
総収入が6,400億円ですから、球団平均は210億円の収入です。選手には球団収入の約60%が分配されますので、球団別平均選手年俸総額は126億円です。球団当り支配下選手の数は40人ですから、平均年俸は3億円となります。平均が3億円ですから、球団の柱となるエース投手や4番打者の年俸が20億円を超えても決して不思議ではなくなっています。

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