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MLBのドーピングの実態に関する調査報告書(ミッチェル・レポート)が公表されました。409ページに及ぶレポートは80人を超える選手を実名で挙げ、また、コミッショナー・オーナー・選手・球団関係者を含めMLB全体に薬物汚染の責任があると指摘しています。衝撃的内容として、メディア報道では、1919年のブラックソックス事件に匹敵するスキャンダルだとのコメントも出ています。

これまでMLBは国際反ドーピング機構からドーピング検査実施に消極的と言われてきました。MLB選手がオリンピック参加に消極的なのも薬物に汚染されているから、とか、野球がオリンピック競技から外される原因の1つがMLBの消極的反ドーピング施策とも言われてきました。80人を超える選手が薬物に汚染されていた事実が明らかになったことで、なるほどと頷けます。

ミッチェル・レポートは日本のプロ野球にも少なからぬ影響を与えることになるでしょう。何故なら、必ずMLB選手がこれまでと比較して非力になるからです。50本を超えるホームランを打つ選手は少なくなり、150キロのボールを投げる投手も少なくなります。これからは、走攻守揃った選手の評価が必ず上がります。日本の球団の1番や2番バッターが狙い目になるでしょう。

MLBと日本のプロ野球の力の差が縮まり、年俸格差が広がれば、多くの日本人選手がMLBを目指します。場合によっては、高校または大学卒業後直ちにMLB(またはマイナーリーグ)入りを挑戦する選手が出てくると予想されます。

日本のプロ野球が手を拱いていますと、力のある人気選手は日本から居なくなることになります。ミッチェル・レポートは日本のプロ野球に徐々に強いインパクトを与えることなるでしょう。福留選手や黒田投手の年俸はミッチェル・レポートが与える先取り部分を含んでいるのかも知れません。

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