執筆・メディア・講演等 ご依頼はこちらMAIL
プロフィール
メディア関連
リンク
MLB.com

NBA

NFL

NHL

2007年11月7日(水)

本日、NHL(National Hockey League)からインターンを受け入れる旨の通知が届きました。これから、2月下旬から4月初旬の間の30日間、NHLにインターンを送るためのJ-1Visaを取得すべく、NHLと大学が協力しながら手続きに入ることになりました。

帝京大学では国内外のスポーツ関連団体・企業にインターンを春休みと夏休みに派遣しています。今年の3月にはニューヨークでエージェント(Torre監督を含む)業を営む私の友人のオフィスに送りました。従って、NHLの受入れは海外インターンシップ第2号です。

NHLコミッショナーのBettmanさんに先週金曜日メールを送りましたら、NY時間の火曜日に「Yes」との返事が来ました。NBAコミッショナーのSternさんにメールしますと翌日返事がきます。NHLやNBAを含め、アメリカ企業のトップはアクションが早いです。この点、返事の遅い日本の経営者は見習うべきです。

トラックバック URL : http://blog.nippon-sports.com/archives/120/trackback/
2007年11月5日(月)

「スポーツ産業構造論」は火曜日3限の授業です。後期はリーグ、球団の中枢に位置する人たちの権限や責任について教えると同時に、隔週、実例研究としてゲストに講義をしてもらっています。今日は千葉ロッテマリーンズの荒木重雄事業部長に来てもらいました。

千葉ロッテは、2004年のストライキ騒動の直前、幻となりましたが、2番目のパリーグ2球団の合併・統合対象球団との噂になったほど、当時大幅な赤字を垂れ流していました。
ロッテの本業に大きな躍進が望めない現状では、千葉ロッテが球団として生き残るためには赤字幅縮小、更には、赤字解消が課題でした。荒木さんはそんな状況下の2005年1月末、事業部長に就任しました。

荒木さんを待っていたのは監督のボビー・バレンタインでした。荒木さんはバレンタインから「ファンサービスとは何か」を長時間に亘り、徹底的に叩き込まれました。それが、現在、千葉ロッテが実施しているファンサービスの原点だそうです。

荒木さんは楽天の島田社長と多くの共通項があります。普通の企業では極あたり前として受け止められています経営の「理念」や「ビジョン」を明確に打ち出して球団のビジネスが特別変ったことでないことを示していることです。

千葉ロッテで特筆すべきことは、この3年間で40人の新規採用を実施していることです。このことは、過去は手を付けていない仕事がたくさんあったことを意味します。もちろん、マリーンスタジアムの指定管理者になって球団と球場の一体化経営を進めていますので、ある程度の人員増は当然ですが、球団と球場の仕事の重複部分を削除し、その分人員削減を行った上での新規採用ですから驚きです。

今、仙台と千葉で野球ビジネスの改革が進んでいます。楽天や千葉ロッテの成功が他の球団に良い刺激を与えてくれれば良いのだが、と思いながら荒木さんの講義を拝聴しました。
11月20日は北海道日本ハムの大社オーナーに来てもらいます。札幌での改革を聞くことができるものと期待しています。

トラックバック URL : http://blog.nippon-sports.com/archives/122/trackback/
2007年11月4日(日)

民主党の小沢氏の代表辞任表明で又もや政治が混乱するのは必至の情勢です。しかし、福田首相と2人だけの都合3回の会談の後で持ち帰った案が党役員に拒否されたことが理由で辞任とは、子供でもあるまいし、馬鹿げています。
そもそも、党首会談で何を話し合ったのか、また、何を合意したのか、メモも無いので誰も知らないし、確認もできない中での辞任騒動です。これでは国家の命運を託す政治家としては失格です。

もっと呆れることは説明する能力が不十分なことです。これは小沢氏だけではありません。日本の政治家の多くが国民が理解できるように説明できないばかりでなく、説明する義務があることも忘れているようです。最近の例では安倍前首相です。なぜ自民党総裁を投げ出すほど体調不良になったのか説明していません。郵政法案反対議員の復党も釈然としません。

防衛庁関連でも説明不足ばかりです。テロ特措法の期限が切れた今でも、石破防衛大臣はインド洋で何トン、金額にしていくら相当の量の石油がどの戦艦に提供されたのか、また、アフガニスタンの情勢がどうなっていて、何時になれば給油活動が終るのか、について沈黙のままです。
守屋氏の接待漬けを歴代の長官が知っていたかどうかも不明です。

私の周りの学生の多くは無党派です。彼らは、言わば、選挙の時の浮動票所有者です。彼らの60%以上が次回の衆議院選挙では変化を求めたいと言っていました。このように、民主党に期待する若者が多かったように思うのですが、どうやら、小沢氏も安倍前首相同様、民意を読み違えたのでしょうか?

説明の足らないプロスポーツ界ですが、ファンの意向を読み違えないようにファンとの対話が重要です。

トラックバック URL : http://blog.nippon-sports.com/archives/119/trackback/

監督と企業トップの仕事の仕方に共通するものが多いと良く言われます。与えられた組織と戦力(人事)の下で長期戦略と短期戦術を駆使して成果を上げなければならない所や部下に対して情と非情を織り交ぜた人事を遂行しなければならない所などを指すのでしょう。

今年の日本シリーズでの落合監督の采配に賛否意見が分かれました。場面は第5戦9回の表でした。中日3勝で1対0でリードし、投手の山井は8回まで完全試合です。9回表をゼロで押えれば、中日の53年ぶりの日本一です。また、山井には日本シリーズ初となる完全試合が掛かっていました。
私は落合監督がどんな判断をするのか固唾を飲んでテレビを見ていました。結果は皆さんご承知の通り、落合監督は「勝ち」に拘り、守護神岩瀬投手への交代を決断しました。そして、岩瀬投手が日本ハムの3人の打者を押えて、日本一の栄冠を手にすると同時に、リレーでの完全試合をも達成しました。

監督は長いレギュラー・シーズンと短いプレイオフの両方を制しなければ優勝を手中にすることができません。レギュラー・シーズンは長期戦略を必要とし、選手に対しても長丁場を乗り切るために「情」に満ちた気配りの采配になります。チーム全体のエネルギーを引き出す戦いぶりを求められます。
一方、短期決戦のプレイオフでは勝てる機会に必ず「勝つ」ことが最優先されます。後がありませんので、過去の実績や栄光に関係なく、調子を上げている選手の集中投入が不可欠です。そのために、「非情」に徹する強い意思が監督には必要です。
それが今回の山井ー岩瀬のリレーでした。

落合監督は選手の時三冠王になっています。打率・本塁打・打点の3部門で首位でなければなりません。本塁打と打点は累積です。減りません。しかし、打率はヒットがでないと数字が落ちます。だから、打撃の力と技に加え、1年間を乗り切る戦略と戦術に明るい打者でなければ達成できません。落合監督は選手の時から戦略と戦術を組み立てられる人物だったと思われます。

しかしながら、一方で、落合監督は涙もろい人です。一般的に涙もろい人は情が厚いです。過去2回の日本シリーズでは非情に徹せずに、情の采配を取った故に、敗退しました。ところが、今回は「勝ち」を最優先しました。

今年の日本シリーズで落合監督は戦略と戦術を兼ね備えた名人監督の仲間入りを果したと思われます。次に、落合監督にスポークスマンの能力が加われば、鬼に金棒です。

トラックバック URL : http://blog.nippon-sports.com/archives/118/trackback/