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2007年11月5日(月)

「スポーツ産業構造論」は火曜日3限の授業です。後期はリーグ、球団の中枢に位置する人たちの権限や責任について教えると同時に、隔週、実例研究としてゲストに講義をしてもらっています。今日は千葉ロッテマリーンズの荒木重雄事業部長に来てもらいました。

千葉ロッテは、2004年のストライキ騒動の直前、幻となりましたが、2番目のパリーグ2球団の合併・統合対象球団との噂になったほど、当時大幅な赤字を垂れ流していました。
ロッテの本業に大きな躍進が望めない現状では、千葉ロッテが球団として生き残るためには赤字幅縮小、更には、赤字解消が課題でした。荒木さんはそんな状況下の2005年1月末、事業部長に就任しました。

荒木さんを待っていたのは監督のボビー・バレンタインでした。荒木さんはバレンタインから「ファンサービスとは何か」を長時間に亘り、徹底的に叩き込まれました。それが、現在、千葉ロッテが実施しているファンサービスの原点だそうです。

荒木さんは楽天の島田社長と多くの共通項があります。普通の企業では極あたり前として受け止められています経営の「理念」や「ビジョン」を明確に打ち出して球団のビジネスが特別変ったことでないことを示していることです。

千葉ロッテで特筆すべきことは、この3年間で40人の新規採用を実施していることです。このことは、過去は手を付けていない仕事がたくさんあったことを意味します。もちろん、マリーンスタジアムの指定管理者になって球団と球場の一体化経営を進めていますので、ある程度の人員増は当然ですが、球団と球場の仕事の重複部分を削除し、その分人員削減を行った上での新規採用ですから驚きです。

今、仙台と千葉で野球ビジネスの改革が進んでいます。楽天や千葉ロッテの成功が他の球団に良い刺激を与えてくれれば良いのだが、と思いながら荒木さんの講義を拝聴しました。
11月20日は北海道日本ハムの大社オーナーに来てもらいます。札幌での改革を聞くことができるものと期待しています。

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