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2007年10月9日(火)

日本シリーズ出場を掛けたクライマックスシリーズ(プレイオフ)がスタートしました。今年のプレイオフの特徴は、3年の経験を重ねたパリーグ方式にセリーグが加わることです。そして、第1ステージ(勝率2位と3位の対戦)と第2ステージ(勝率1位と第1ステージの勝者の対戦)の全ての試合にホームアドバンテージ(勝率の良いチームの球場で試合を行うこと)が適用されることです。

現金化が可能な権利を各球団が保有する日本のプロ野球では、ホームアドバンテージは勝率の高い球団に経済的メリットを与えてくれます。しかし、勝率3位の球団は日本シリーズに進出するまで経済的には無償行為です。その意味では、レギュラー・シーズンの頑張りがプレイオフに反映されていてその意義が理解できます。

所で、プレイオフは何のためにあるのでしょうか?もちろん、年度優勝を決めるためですが、プロ野球は甲子園の優勝と異なります。経済的見返りがなければプレイオフを行う意味がありません。しかも、レギュラー・シーズンと違う経済的インパクトが必要です。

レギュラー・シーズン中は各球団が地域密着型応援を展開します。野球を球場で見ることができるのは球場近辺に住む人たちに限られます。だからこそ、地域密着型応援に参加できない人たちにもテレビを通じて観戦の機会を与えるのがプレイオフです。
すなわち、ローカル(地方)主体の野球ビジネスがプレイオフでは全国市場向けに転換します。このことは、チケットからテレビにビジネスの力点が変わることでもあります。

MLBのプレイオフはMLBのコミッショナー事務局がインターナショナル・フィード(世界向け映像)を制作・配給しています。そして、MLBはテレビを核にプレイオフ期間中に保有する権利(マーチャンダイジングとスポンサーシップ)の現金化を最大限膨らませます。
残念ながら、日本のプロ野球はプレイオフでもチケット依存です。権利を球団が保有しますのでテレビを座標軸に置いた全国市場での展開に欠けます。プレイオフのビジネスの進め方に工夫が必要です。

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