佐賀県唐津市で佐賀北高校の甲子園優勝を知りました。父親の体調が悪いので帰省するようにと入院先の先生から連絡を受けていましたので、唐津に帰省していました。寄る先々で途中経過をテレビで見ていましたが、0-4と佐賀北が広陵から差を広げられた時点で、「もう駄目だ」とテレビから離れ、用事を済ましている間に逆転優勝を聞きました。最後まで諦めてはいけないことを高校生から教えられることになりました。
地元の高校の甲子園優勝の感激を地元の人たちと共有するのは初めてです。野球は特別かも知れませんが、優勝の興奮と感激を体験しました。高校野球の地元に与える影響力の大きさを現場で見ることができたことは、偶然でしたが、大変貴重な出来事となりました。
今年の高校野球は「特待生問題」で揺れました。来年以降「特待生」の制度がどのような形に落ち着くのか見えていません。そんな中で、公立校の佐賀北の優勝です。公立校の決勝進出は1996年の松山商業以来11年ぶり、普通科のある公立高校の優勝は1984年の取手ニ以来の快挙です。これまで特待生の制度を活用した私立校が断然有利でしたが、佐賀北の優勝でメディアの論調は、普通校でも優勝できるとの気運に傾いています。
佐賀北の優勝で特待生問題が後退することを懸念します。佐賀北は特殊な例外(佐賀北には悪いですが、宝くじに当ったようなものです)と考えないといけません。私立校は、公立校のしかも進学校が優勝できるのだから特待生がいてもいなくても優勝は保証されていないと訴えて、特待生制度の存続と規制の緩和を強く主張するでしょう。
特待生と越境は高校野球の本質から大きく逸脱した制度であることは疑いのないことです。普通校の佐賀北の優勝は高野連により厳しい踏絵(判断)を迫ることになりました。
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