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2007年8月10日(金)

月刊誌「CIRCUS」の取材を受けました。幾つかのポイントがありましたが、MLB関連の取材で頻繁に出てくるのが、MLBのオーナー(球団)はどうしてイチロー選手や松坂選手にあんな高額の年俸を払えるのか、との素朴な疑問です。

選手年俸を決める要因は2つあります。1つ目は選手間の相対的評価です。年俸が球団と選手との間で決着が付かない時は年俸仲裁人が裁定しますが、その時仲裁人は同じような成績の選手の年俸を参考にします。球団と選手は仲裁に持ち込まなくても、他の選手の年俸を参考に合意点を探る作業を繰り返し行っています。
2つ目が大事ですが、オーナーのポケットの深さです。最近のオーナーは投資目的で球団を保有しています。したがって、オーナーの最大関心事は球団価値の向上です。更に、オーナーが球団買収時に付帯設備である球場を保有し、併せ、RSN(Regional Sports Network)を所有するのも最近の経営的特徴です。選手がオーナーの副業にどの程度相乗効果をもたらすかによっても増加の幅が異なります。

レッドソックスのオーナーはRSNを保有しています。RSNの収入源は視聴者との契約料とCM料です。6年間で120億円はボストン市民に刺激を与えました。ボストン市民は松坂選手がどんなピッチングをするか期待が膨らみます。RSNとの契約者が増え、契約者の増加はCM料の増額に直結します。松坂の年俸はオーナーのRSNポケットを重くするために利用されたと理解するのが素直な解釈です。

 

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