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遂にバリー・ボンズがハンク・アーロンが持つMLB最多本塁打に並びました。実は、甘いと言われるかも知れませんが、シーズン当初、密かに、ボンズはアーロンに並ぶ1本前で引退すると予想していました。なぜなら、MLBを取り巻く環境が良過ぎたからです。

今シーズン開幕前、テレビ契約の好条件での締結と安定した労使関係を背景に、MLBでは、4年連続となる観客動員数と昨年達成しました55億ドルの収入の記録更新が確実視されていました。経営は絶好調ですし、MLBにとって、ボンズ問題以外懸念材料がありませんでした。

ボンズの引退も、その前に、彼のエージェントと弁護士が議会や司法関係省庁、及び、MLBと「司法取引」を完璧に行った上で実施されることになるでしょうから、高いハードルをクリアする必要がありました。難しい作業です。
結局、それはありませんでした。私の予想は見事外れました。

薬物使用はWorld Baseball Classicの時もそうでしたが、MLBが抱える最大のアキレス腱です。国際オリンピック委員会を筆頭にスポーツ界は不正薬物使用の撲滅に力を入れていますが、MLBの動きは鈍いと批難を受けています。

新記録のホームランが出た後は、「疑しきは罰せず」では通用しません。 ボンズ問題はMLBの経営にリスクとして残りました。

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