今年の全英オープンゴルフはP.ハリントン(アイルランド)の優勝で幕を閉じました。これで、マスターズのZ.ジョンソン(USA)、全米オープンのA.カブレラ(アルゼンチン)に続いて、3人ともにメジャー初制覇となりました。今年からゴルフトーナメントの仕組みが大きく変わりました。トーナメントの期間が短縮される一方で、賞金総額がほぼ倍増しました。それが原因なのか分りませんが、最初の年は波乱が続いています。メジャー大会の初優勝者3人はPGAグランドスラムに出場する資格を得たことになります。
PGAグランドスラムは1993年からメジャー大会優勝者だけに参加資格が与えられるゴルフ大会としてスタートしました。親友のボブ・ローゼンの提案が実った大会です。彼の仲介でPGA of America(PGA、PGA選手権の主催者)とTurner Broadcasting System との間で、ニューヨーク時間のプライムタイムにゴルフを放送することが合意に達しました。4大メジャー大会の優勝者4人だけが参加資格を有します(1人が2つのタイトルを取った場合、ポイント制で優勝経験者の中から選抜します)し、4人で賞金総額100万ドル(現在は120万ドル)を分け合います。加え、メジャー大会の代表者としての出場ですから、選手は意地があります。ですから、非公式戦とは言え、選手はいつも真剣勝負です。これが大会を面白くしています。
私は、ローゼンさんから日本における放送権を預かっています。つまり、放送権販売の代理人です。役得を生かして、これまで世界のトップレベルのゴルフ選手を殆ど毎年現地で見てきました。タイガー・ウッズのプレーを都合8回見ています。世界の一流選手の技が紙一重の差であることも、そして、彼らが常に努力していることも、横でプレーを見るだけで充分に分ります。
それにしても、メジャー大会に3連続初優勝者が出るほど、世界はゴルフの裾野が広がっています。だが、日本人選手は一度もメジャー大会を制覇していません。最近では、優勝候補に日本人選手の名前が挙がりませんし、実際、最終日の段階で優勝圏外ばかりです。しかし、日本人にメジャー大会に優勝してもらって、是非、PGAグランドスラムに出場してもらいたいものです。







