今年のNBA Finalは16度の最多優勝を誇るBoston Celticsと14回優勝のLos Angeles Lakersの対戦となりました。両チームのFinalでの対決は21年ぶりです
私が勤めていた伊藤忠商事が1986年にNBAと包括的ライセンス契約を締結した頃、Final定連はLary BirdのCelticsとMagic JohnsonのLakersでした。それにMicheal JordanのChicago BullsとPatrick EwingのNew York Nicksが脇役として優勝争いに絡む展開が続いていました。
スポーツとテレビが恋人になり始めた頃、1960年代はNFLの時代、そして、1970年代はNBAの時代と言われたそうです。ところが、NFLの時代はありましたが、NBAの時代は来ませんでした。1970年代のNBAは選手がドラッグに汚染され、最悪の状態が続いたからです。
存続の危機に瀕したNBAを救ったのが1979年入団のLary BirdとMagic Johnsonです。大学時代のライバル関係をNBAに持ち込んだ二人のお陰でNBAは人気を回復します。そして、1984年にMichael JordanがBullsに入団し、David Sternがコミッショナーに就任して、一気にNBAが人気化しました。その後、Bird、Johnson、Jordan、Sternの4人がNBAをバスケットボール界の頂点に押し上げていくことになります。
CelticsとLakersの久しぶりのFinal対決がNBA繁栄の礎となった4人を思い起こさせてくれました。
(私は、1989年Lary Birdと話をし、握手をしました。彼との出会いは今でも鮮明に覚えています)
今日は、午前中、NFL国際担当のGordon Smeaton氏と面談(詳細についてリクエストがあれば「面談メモ」をメールで送ります)後、NBAコミッショナーのDavid Stern氏に会い(同様、「面談メモ」を送ること可能です)ました。Sternさんの配慮には感激と感謝です。実は、彼には今日から2週間出張の予定が入っていたそうです。私がNew Yorkに行くことを連絡しましたら、出張を1日先延ばしして、今日の月曜日午後を空けて会ってくれました。
更には、彼からNicks戦の前から4列目のチケット(330ドル)を2枚もらいましたので、家内と観戦しました。
新聞によれば、Nicksは種々の問題を抱えているそうです。1つは、親会社のMadison Square Garden(MSG)です。MSGはRegional Sports Network(RSN)を保有しています。これまで、New Yorkの大市場でYankees、Mets、Nicks、Nets、Rangers、Islanders、Devilsのテレビ放送を独占してきました。所が、YankeesがNetsと組んで新しいRSNを立ち上げ、Metsも独自にテレビ局を保有しましたので、MSGはNicksに人気の低いNHLチームとWNBA(女子プロバスケットボール)のLibertiesを加えた番組編成を強いられました。結果、経営的打撃を蒙っています。
MSGのスポーツ部門のトップが私の友人のSteve Millsです。今回、彼と会う計画はありませんが、相当苦労していると別の友人から聞きました。
2つめは、Nicks内部の確執です。Nicksのヘッド・コーチ(監督)はIsaiah Thomasです。彼は、1980年代後半、Detroit PistonsをFinal2連覇に導き、バルセロナ・オリンピックのドリームチームの一員にもなりました。彼の選手としての実績は超一流ですが、監督としては指導力不足なのか、彼と主力選手との関係が冷え切っていて、早々にプレイオフ進出が消えました。
今日の試合も選手起用がチグハグで、良い所なく負けてしまいました。Patrick Ewingを擁して強かったNicksが懐かしく思えます。
昨日(2月29日)のNew York Timesを読んでいましたら、ロジャー・クレメンス投手について、FBIが偽証罪の疑いで捜査を開始したと報じていました。2月13日に行われた下院政府改革委員会(House Committee on Oversight and Government Reform)の公聴会で薬物使用疑惑を否定したことが委員会の疑惑を招き、27日に委員会からFBIに捜査要請がなされ、それを受け、FBIが捜査に動き出したのです。
偉大なクレメンスがグランドの外でピンチを迎えています。
新聞を読んだ後、朝と昼を兼て、Four Seasonsホテルの中にあるレストラン、「L’Ateleir de Joel Robuchon」に行きました。日本人シェフが腕を揮っていると聞いたからです。予約なしでしたので、カウンターの席しか空いていませんでした。土曜日なのに大盛況です。しかし、それが幸いしました。
カウンターの中のウエイターが「日本人か?」とたずねましたので、「そうだよ」と返事しましたら、彼らのシェフは31歳の日本人で英語とフランス語が抜群に上手いと誇らしげに話をしてくれました。その日本人が須賀洋介さんです。
須賀さんは、世界的に有名なジョエル・ロブション(Joel Robuchon)氏の10年来の弟子だそうです。ロブション氏がNew Yorkに店を構えるに当って、須賀さんをシェフに指名したとのことです。味は最高。彼の料理を堪能しました。
また、カウンターキッチンでしたので、カウンターの席から彼がてきぱきと指示を出す様子を感心しながら見ることができました。
席を立つ時に、ウエイターに「Please send my best regards to him」と告げましたら、直ちに須賀さんに伝えてくれました。そうしたら須賀さんが挨拶にきてくれて、彼と握手をしてしまいました。周りの多くの人たちが驚いたような顔をしていましたので、少し照れました。しかし、度胸が思わぬハプニングを起しました。人の縁は面白いものです。又行きたくなりました。
第42回目となる、2007年シーズンの優勝決定戦、NFLのスーパーボウルはニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツを17対14で下して3度目の栄冠に輝きました。今回のスーパーボウルについて3つコメントします。
1つ目は、ジャイアンツの司令塔(Quarter Back, QB)のイーライ・マニングは昨年優勝したコルツのQB、ペイトン・マニングの弟だったことです。
スーパーボウルに出場することですら難しいのに、スーパーボウルを兄弟QBが連覇するのですから恐れ入ります。
フットボールの勝敗はQBの出来次第で分かれます。過去の例を見ましても、名QBがスーパーボウル優勝にチームを導いています。NFLの各チームが、ドラフトやトレードを駆使して、力のあるQBの獲得に乗り出す理由が良く理解できます。
2つ目は、ペイトリオッツが開幕からの連勝を止められ、1972年シーズンのマイアミ・ドルフィンズ以来、史上2チーム目となる「完全優勝」を逃したことです。NFLは「戦力の均衡」を重視していますので、ずば抜けた勝率で勝ち上がったり、連戦連敗をすることは極めて稀です。そんな中にあって、ペイトリオッツが連勝を続けたことはそれだけ選手全員が充実し、ゲームに集中していたことを物語っています。
3つ目は、アメリカのスポーツの祭典がフェニックス大学のスタジアムで行われたことです。NFLの場合、プレイオフはホームアドバンテージ制(勝率の高い球団のスタジアムで試合を行う方式)を採用しますが、決勝のスーパーボウルは両チーム関係のない第三者のスタジアムで行われます。その会場が2007年シーズンは大学が保有するスタジアムでした。1986年のスーパーボウルはジャイアンツとデンバー・ブロンコスがスタンフォード大学のスタジアムで行っていますので、ジャイアンツは3勝の内2勝を大学のスタジアムで収めたことになります。
ここで言いたいことは、アメリカの大学がスーパーボウルのようなビッグイベントでも受け入れることができるだけのスタジアムを保有していることです。スタンフォードやフェニックスだけではありません。フットボールの強豪校はどこも立派なスタジアムを所有しています。アメリカの大学はスポーツを通じてプロ並みの収入を得て、その収入を施設に投下しています。
日本の大学も大学スポーツを収入を得るレベルまで引上げ、その収入を全校生が利用、または、楽しむことができる施設に廻せるシステムを構築すべきではないでしょうか。
ニューヨーク・メッツがヨハン・サンタナ投手と7年総額1億5,075万ドル(約160億円)で合意に達したとメディアが報じていました。サンタナ投手はベネズエラ出身の左腕投手です。2007年シーズンまでの4年間は、連続して、200イニング以上投げ、200以上の三振を奪い、15勝以上を達成しており、28歳にして、MLBの投手として最高額の年俸を手にすることになりました。
それにしても、単年度平均では、約23億円近い年俸です。仮定の話ですが、2008年に200イニング投げ、15勝したとします。1イニング当り1,150万円、1勝当り1.5億円に値します。気が遠くなるような、実感のわかない数字です。
MLBには年俸が10億円程度の選手がゴロゴロいます。最近は日本の選手の実力が分ってきて、丁度、年俸調停で行うように同じ程度の力を有する他のMLB選手と比較して年俸を決めているようです。だからこそ、MLBでの実績がありませんが、福留選手に約13.6億円、黒田選手に13.4億円払うのでしょう。現下のMLBの選手年俸はバブル状態と言っても可笑しくありません。
しかし、MLBの収入が増え続けているのも事実です。2007年の総収入が60億ドル(約6,400億円)に達しました。1994年以来、平均して5%の伸びを継続しています。労使関係が安定していますので、これからも5%程度の増収が期待できます。
総収入が6,400億円ですから、球団平均は210億円の収入です。選手には球団収入の約60%が分配されますので、球団別平均選手年俸総額は126億円です。球団当り支配下選手の数は40人ですから、平均年俸は3億円となります。平均が3億円ですから、球団の柱となるエース投手や4番打者の年俸が20億円を超えても決して不思議ではなくなっています。







