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ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は、クラブ間の経済格差是正とクラブ経営の安定化を目的に、「経営フェアプレー構想」の規定を今後3年間で段階的に導入することを決めました。

この導入は、レアル・マドリードが約345億円の移籍金を払ってポルトガル代表のロナルドやブラジル代表のカカを獲得したものの、クラブの負債が約440億円に膨らんだことが切っ掛けになったことは、言うまでもありません。しかし、UEFAは、イングランドプレミアリーグに属する有力クラブが軒並み大きな負債を抱え込んでいることに対して警告を発してきました。プレミアリーグのクラブは上場しているために買収の対象になります。マンチェスター・U、リバプール、チェルシー、アーセナルは既に外国資本(オーナー)の支配下です。ところが、これらオーナーたちはクラブの買収金額をクラブに付け替えましたから、当然、クラブの財務内容が大幅に悪化しました。クラブ経営の安定化を促すUEFAの決定は、プレミアリーグのクラブが懸念材料を作り、レアル・マドリードが決定打を打った形となりました。

サッカーの場合、世界中のリーグが自由競争の下で戦っています。自由競争ですから、クラブ間の格差も容認されています。しかも、クラブの戦いはリーグ戦で終了しません。リーグの上位クラブは、大陸加盟国のリーグトップクラブと賞金を掛けて大陸の優勝決定戦を目指してトーナメント形式で戦います。そのため、クラブ間の戦力と経営力の格差が拡大する方向にあります。例を挙げますと、UEFAのチャンピオンズリーグ(ヨーロッパのクラブ選手権)が最もクラブ間の経済格差を助長しています。だから、UEFAのフェアプレー構想は、俗に言う、マッチ・ポンプなんですね。
それだけ、レアル・マドリードの移籍金がUEFAにインパクトを与えたと言うことになります。

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