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2008年10月4日(土)

鹿島アントラーズが特定のポジションに力のある選手を2人用意し、併用するターンオーバー制を試みています。選手のスケジュールが過密化する中でのチャレンジは注目に値します。
ターンオーバー制は、リーグ制に加え、カップ戦と代表戦が重なり、選手のスケジュールが過密になるヨーロッパでは日常的に採用されているシステムです。

ヨーロッパのサッカー界は、例えば、イングランドを例に取りますと、クラブは、自国のリーグ戦の外に、サッカー協会が主催しますFAカップに参加します。また、リーグ戦の上位クラブはUEFAが主催するチャンピオンズリーグ、又は、UEFAカップに参加します。更に、力のある選手は、クラブが関与する試合以外に、ヨーロッパ選手権やFIFAワールドカップの地区予選に国代表として出場しますので、疲労から生じるケガを避けるために、リーグ戦用とカップ戦用に選手を別々に備える必要があります。

日本も、ヨーロッパのサッカースケジュールに似始めました。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)が来年からスケールアップするからです。ACLの出場クラブが32に増え、日本から4クラブが出場します。賞金総額が1,400万ドルに増加して、優勝賞金も現行の4倍の200万ドル以上になる予定です。

だから、鹿島アントラーズなど、Jリーグの強豪クラブはターンオーバー制を敷いてJリーグの上位を狙うと同時にACLでも優勝争いに加わる戦力を保持する方向にあるのです。

しかしながら、ヨーロッパやアジアのチャンピオンズリーグの人気が高まり。賞金の金額が高まれば高まるほど、皮肉なことに、クラブの経営が不安定になります。
基本的に、リーグ戦では、収入と支出の予算化(管理)が比較的容易ですが、FAカップやチャンピオンズリーグなどはトーナメント形式を採用していますので、予算化が困難です。

選手年俸は固定費です。しかし、チャンピオンズリーグの戦績で収入が上下しますので、クラブの損益に幅が出ることになります。
ターンオーバー制がクラブ経営を難しくする制度であることは間違いありません。

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