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北朝鮮が核開発の中味を6者協議に申告しました。これを受け、アメリカのブッシュ大統領が北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除することを表明しました。これによって、拉致問題の解決は確実に遠退くと予想されますので、日本とアメリカの政府首脳がどんなに言い繕っても、日本国民は福田政権に対して改めて失望の意を深くすることになるでしょう。

福田首相の「他人ごと」には最早驚かなくなりましたが、リーダーシップの欠如は、国益に関ることだけに、総退陣・総選挙は不可避ではないでしょうか。拉致された国民を取り戻せない政府を国民は支持できません。アメリカにとって拉致は優先順位が高くありません。アメリカの国民のことではないからです。だから、日本の首相はアメリカの意向に後追いするだけでは駄目です。同盟国であるアメリカに影響力を行使して、核問題よりも拉致問題を優先させるぐらいの気構えでアメリカに協力を求めるべきです。それがリーダーシップと言うものです。

ロシアが2年前に拿捕した日本のカニかご漁船を国営企業に譲渡していることが判明しました。国境線上で殺害し、罰金を取った上に舟を没収とは。これほど舐めきった行為はありませんが、ロシアに対して政府高官が強い抗議をしたとの報道は見ていません。強いリーダーがいない日本が強硬な姿勢を取るはずがないと見切っていることは確実です。
中国との関係で歯がゆい思いをする事例は枚挙に遑がありません。新聞やテレビを見るたびに落胆するばかりです。

ナショナリズムの高揚ではありませんが、我々は強いリーダーを望むものです。ロシア人がプーチンは嫌いだけれど、プーチンに率いられた強いロシアは好きと言うのが理解できます。

ところで、リーダーシップでは、プロ野球でも同じような現象が起っています。もし本当ならビックリものですが、MLBがNPBの12球団の内、6球団をMLBに組み入れる構想を進めているとの話を聞きました。最近の動きから判断して決して「眉唾」ではないと言うのです。
たとえば、先のWorld Baseball Classicでは収入配分で本の少し抵抗の真似事をしたが、結局、NPBはMLBの言い分を丸呑みした。また、今年のパリーグ開幕と同じ時期のMLB公式戦をNPBは許可したではないか、と。
NPBとコミッショナーがMLBに対して外交手腕を発揮したとは到底思えず、NPBのMLB吸収もMLBの思惑通りになるだろう、と講釈師のような話でした。

私のゼミ生に、MLB構想に賛成か反対かたずねました。1人を除き21人が反対でした。勿論、この数が野球ファンの総意とは思いませんが、参考になる反対表明でした。
国民の支持を得られない策は実現が難しいでしょう。しかし、絶対に必要なことは、新コミッショナーのリーダーシップ発揮です。12球団から成るNPBを保護し、12ではなく、16更には24にまで球団を増やす強い意思と実行力を期待したいものです。

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