防衛省の守屋前次官が辞めた途端に彼の過去の行状が暴かれ、政府・自民党は新テロ法案に悪影響を与えるとして、遂に彼の証人喚問を容認するだけではなく、退職金返納まで要求するに至りました。
しかし、守屋氏が在職中に140回以上山田洋行の前専務とゴルフをしていたことや接待漬けになっていたことは、防衛省付の大手メディアの記者はもとより、防衛省の幹部や歴代の防衛庁長官、それに防衛族議員は知っていたはずです。それまでに相当な数の内部告発があったことは明白だからです。
皆分っていながら、守屋氏が権力を行使する間は黙って見過ごし、彼が権力と権限を失ったと同時にあたかも正義の味方の如く過去を暴く手法は民主主義の世界では感心した行為とは言えません。死者に鞭打つ行為と大差ないからです。
私は守屋氏を弁護していません。守屋氏に退職金返納を求めるならば、彼の暴走を見過ごした歴代の防衛庁長官と長官を指名した首相は彼の退職金相応の給料を返納すべきではないでしょうか。防衛省付の記者も坊主になっても可笑しくありません。
とは言え、同じようなことがスポーツの世界でもあります。スポーツ担当記者は記事にできないことをたくさん抱えています。記事にすると出入り禁止を食らうからです。だから、裸の王様が辞めると守屋氏同様王様の過去が面白ろ可笑しく報道されるのです。しかし、それは全然建設的ではないですよね。
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投稿者:大坪正則 | 23:20








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