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財務省の発表によりますと、9月末の外貨準備高が、9,456億ドル(約109兆円)に達しました。しかも、3ヶ月連続で記録更新中です。日本の通貨当局は国家予算を上回るドル資産を保有すると同時に、資産を運用する立場にあります。
個人で資産を多く保有する人は豊かな生活を送ることができます。国も同じはずです。世界の国々を見ましても、豊富な外貨準備高を保有する国は高い経済成長を遂げているか、あるいは、経済的に高い成熟度を誇っています。しかし、日本では豊かな生活を実感できません。

日本は世界最大の債権国でもあります。世界最大の債権国は近代世界では3カ国しか存在しません。産業革命の恩恵を享受し1820年頃から約100年間世界経済を席巻したイギリス、1920年代から1980年代まで重工業を中心に世界の経済をリードしたアメリカ、それに1980年代以降の日本です。

債権国が享受できる特権は、国民が「豊かな生活」を楽しむことができることです。そして、豊かさはスポーツに現れます。イギリスでは、労働を機械に取って代られた富裕層がサッカー、ラグビー、テニス、ゴルフをルール化し、それらを「するスポーツ」としてイギリス国内はもとより、世界中に広げました。
アメリカは経済を植民地に依存することなく、豊かな資源と広い大地の下で工業を発展させました。経済的余裕のできた大衆にプロ選手からなる「見るスポーツ」を提供することで、プロスポーツを国民的娯楽として一大産業に育て上げました。

所が、世界最大の債権国の日本は「資産運用」が下手なのでしょう。債権国のメリットを生かせずにいます。その様をスポーツ環境が如実に表しています。政府に指導力がないのか、官僚に知恵が足りないのか、政治家に戦略が不足しているのか、我々の声が小さいのか、良く分りません。

我々日本人(国)は資産家です。金持ちに相応しく、スポーツを「する」と「見る」環境をもっと充実させる施策を講じても良いのではないでしょうか。

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